【過去問解説 実地試験】2級電気工事施工管理技士 工程・安全管理の解答例

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電気施工管理技士
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 2級電気工事施工管理技士試験を受験する方で筆記試験はできるけど、実地試験の工程管理・安全管理についてテキストに解答例も無いし、ネットで検索してもなかなか出てこない為、どのように記述してよいかわからない方は多くいるのではないでしょうか。

  2級電気工事施工管理技士試験の実地試験は、 工程管理・安全管理 をしっかり書けるかで合否が決まります。実地試験の合格基準が公表されていない為、 工程管理・安全管理 が書けない場合は他を全て正解しても合格できない可能性があるくらい 工程管理・安全管理の対策は重要です。

 具体的にどう書いたら良いのかのポイントを説明し、実際に私が試験合格時に記述した解答も紹介します。

 他の問題にもついても覚えないといけない記述内容、工程表の計算過程等全て解説していますので、この記事を全て読んでいただければ実地試験合格ラインに到達しているはずです。

記事内容

1.実地試験の概要
  ・合格基準:基準は無し!?
  ・合格率:約40%以上
  ・勉強期間:約2週間~1か月
  ・出題問題数:全6題(問題と解答を紹介)

2.工程管理・安全管理の記述方法
  ・1:工事名・工事場所・工事概要・工期・立場・業務内容 
  ・2:工程管理の記述ポイントを解説 
  ・3:安全管理の記述ポイントを解説 
  ・4:記述例を紹介

それではどうぞ!!

実地試験の概要

試験概要

■出題問題数:全6題
 問題1.:『工程管理』又は『安全管理』のどちらかが出題
 問題2-1.:『安全管理に関する語句の記述』又は『電気工事に関する語句の施工上留意する記述』のどちらかが出題
    問題2-2.:単線結線図の機器名称、機能の記述
 問題3.:ネットワーク工程表の作業日数について
    問題4.: 電気工事に関する語句の技術的内容の記述
    問題5.:『建設業法』『労働安全衛生法』『電気工事法』の誤っている語句を正しい語句に記述

■合格基準:基準は発表されておりませんので何点取れば合格かわかりません。
      問題1の工程管理・安全管理が解けないと合格できないと言われています。

■合格率:毎年約40%前後の合格率となっています。

■勉強期間:約2週間~1か月で合格できます。暗記の問題なので、暗記が得意な方は2週間もかからないかもしれません。

各問題について、過去問を交えながら解答の参考例を下記にて解説しますのでこれさえ覚えていただければ合格ラインに到達しているはずです。

過去の試験問題・合格基準 | 建築・電気工事施工管理技術検定 | 一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部 (fcip-shiken.jp)

問題1 『工程管理』又は『安全管理』

詳細は次の項目にて解説しますので簡単に紹介します。

合格基準が公表されていませんが、この工程管理・安全管理の問題を解けないと不合格になると言われている重要問題です。

工程管理か安全管理のどちらかが出題されており、毎年交互に出題されています。

下記のことを注意して記述しましょう。

  ・工程管理:工事の始まりから終わりまでの工程を決定し、この工程の進捗を常に管理
  ・安全管理:工事期間中の災害防止対策を管理

問題2-1 『安全管理に関する語句の記述』又は『電気工事に関する語句の施工上留意する記述』

『安全管理に関する語句の記述』又は『電気工事に関する語句の施工上留意する記述』について、2つ具体的な内容を記述する問題です。

『安全管理~』又は『電気工事~』どちらかが出題され毎年交互に出題されています。

画像の語句以外にも出題されますが、語句は入れ替えて出題されている為、5~6個くらいづつ覚えれば安心です。

記述内容としては、下記表の通り書いていただけば思います。

【解答例】:

≪安全管理に関する語句の記述≫

語句 内容
安全施工リサイクル ①安全衛生管理を促進する為、毎日、毎週、毎月のように取り組む活動
②安全朝礼、安全ミーティング、片づけまでの日常の活動の流れ
危険予知の活動 ①作業開始前に発生するであろう労働災害を予測し、労働災害を未然に防止
②作業員全員で労働災害箇所を指差し呼称する
ツールボックスミーティング ①上長を中心に短時間で実施し、作業員の健康状態や当日の作業場の安全確認を行う
②作業員に安全上問題がある点を確認し、改善策を作業に反映させる
墜落災害の防止対策 ①高所作業(2m以上)を少なるように作業の検討を行う
②安全に作業する為、必要な照度を確保する
感電災害の防止 ①停電作業を行う場合、開放したブレーカーに操作禁止表示をし、盤を施錠する
②作業を行う前に、検電器による無電圧確認、作業用手袋を着用し作業を開始
脚立作業の危険防止対策 ①無理な体勢で作業しない
②設置場所は水平で安定していること
飛沫落下の防止対策 ①小さなビス等の部材は作業袋に収納し作業
②使用する工具は落下防止用のリードをつける

≪電気工事に関する語句の記述≫

語句 内容
工具の取り扱い ①使用する前に異常が無いか絶縁抵抗測定等を行う
②作業後に工具バックに使用した工具を戻し、紛失が無いか確認
分電盤の取り付け ①屋外設置は盤内への水の侵入を防止する為、パッキン、コーキングを行う
②屋内設置は、扉の開閉スペースを確保し、操作・点検を容易にできるようする
低圧分岐回路の試験 ①絶縁抵抗測定は開閉器で区切れるごとに電線相互間、電路と大地間を測定
②動力設備は電動機の回転方向、機器の発停、警報等の動作確認を確認
露出配管の施工 ①配管の支持点間隔は2m以下
②湿気・水気の多い場所は防湿装置を設置
機器の取り付け ①機器の振動、騒音が他に影響を与えないように検討
②地震の際、機器の移動・転倒しないよう耐震処置を検討
電動工具の使用時の危険防止対策 ①電動ドリル等を使用する際は手袋を使用しない
②コードを使用する際は、周囲の人がコードによる躓きを防止する為安全区画形成をする
電線相互の接続 ①心線を傷つけないようワイヤーストリッパー等の専用工具を使用
②電線の接続には電線に適合する圧着スリーブ、コネクタ等を使用
照明器具の取り付け ①天井照明器具が3kg以上の場合、吊りボルトを使用し支持
②天井照明器具の種類によって、断熱材に対する施工が異なるので注意

 

問題2-2  単線結線図

単線結線図の問題で、機器名称、機能の説明を問われる問題です。

単線結線図は下記リンクにて解説している記事があります。

【電工1種 覚えて合格】高圧受電設備 単線結線図の構成、記号、用途を解説

画像の問は断路器(DS)となります。

出題パターンは下記表の通りなので、これを覚えましょう。

【解答例】:

語句 内容
断路器(DS) 無負荷の状態で電路を開閉するもので、遮断器や開閉器とは違い負荷電流や短絡電流の開閉はできません。
高圧交流遮断器(CB) 高圧電路の開閉や短絡電流の遮断に用いられる。過電流継電器(OCR)と組合わせることで整定値以上の電流が流れた場合に遮断器に回路を遮断する。
ヒューズ付き高圧負荷開閉器(LBS) 高圧交流負荷開閉器と限流ヒューズを組み合わせた装置で変圧器やコンデンサの開閉に使用される。限流ヒューズで過負荷電流や短絡電流の遮断を行い、負荷開閉部にて負荷電流の開閉を行う。
避雷器(LA) 雷等の異常電圧が電路に侵入した際、大地に放電させて高圧機器等の絶縁破壊を防ぐ。
地絡継電装置付高圧交流負荷開閉器(GR付PAS) 電力会社との責任分界点に設置され、高圧設備で地絡(漏電)事故発生時、地絡電流を検出し速やかに開閉器を開放し他の施設へ事故が波及すること防ぐ。
直列リアクトル(SR) 高圧進相コンデンサの高調波電流による障害の防止やコンデンサ回路投入時の突入電流を抑制。
電力用コンデンサ(SC) 力率改善用に用いられる。
需給用計器用変成器(VCT) 需給用計器用変成器(VCT)とは、高圧の電圧を変成する計器用変成器(VT)と電流を変成する計器用変流器(CT)を組合せた機器で、変換した電圧・電流を電力メーター(Wh)へ送る装置。

問題3  ネットワーク工程表

ネットワーク工程表に関する問題で最長日数のルート(クリティカルパス)を求める問題です。

出題パターンは同じなのでこれさえ覚えてしまえば解くことができます。

【解答例】:

(1) 所要工程を通り求める

各イベントで最も日数が掛かる工数を選んでいくと所要工程が求められます。

イベント①から順番に最長日数を求めていくと、表より所要工程⑩は32日となります。

イベント 計算過程 最早開始時刻
(最長日数を選択)
0日 0日
①+A=0+5日 5日
①+B=0+6日 6日
①+C=0+4日=4日
②+D=5日+4日=9日
③=6日
9日
④+F=9日+7日=16日 16日
②+E=5日+7日=12日
⑤=16日
16日
③+G=6日+6日=12日
⑤+J=16日+6日=22日
22日
⑥+H=16日+3日=19日 19日
⑤+I=16日+4日=20日
⑧+K=19日+6日=25日
25日
⑦+N=22日+10日=32日
⑧+L=19日+7日=26日
⑨+M=25日+3日=28日
32日

(2) Eの作業が7日から6日に、Kの作業が6日から4日となった場合の⑨の最早開始時刻を求める

 EとKが変更となる為、(1)の表を基にイベント⑥から最長日数を計算すると、⑨は23日になります。

イベント 計算過程 最早開始時刻
②+E=5日+6日=11日
⑤=16日
16日
③+G=6日+6日=12日
⑤+J=16日+6日=22日
22日
⑥+H=16日+3日=19日 19日
⑤+I=16日+4日=20日
⑧+K=19日+4日=23日
23日

問題4  電気工事に関する語句の技術的内容の記述

電気工事に関する語句から3つ選び、技術的な内容を2つ具体的に記述します。

画像の語句以外にも出題されますが、語句は入れ替えて出題されている為、7~8個くらいづつ覚えれば安心です。

記述内容としては、下記表の通り書いていただけば思います。

【解答例】:

≪電気工事に関する語句の技術的な内容の記述≫

語句 技術的な内容
太陽光発電システム ①半導体の光電効果を利用し太陽電池により太陽光の光エネルギーを電気エネルギーへ変換し発電
②発電量が天候によって左右される
三相誘導電動機の始動方法 ①かご形三相誘導電動機の始動法は全電圧始動、スターデルタ始動、インバーター始動がある
②始動時に定格電圧にて運転すると大電流が流れる為、印加電圧を低減させ始動させる
絶縁抵抗試験 ①電線相互間、電路と大地間の絶縁抵抗値を測定
②基準値は、対地電圧150V以下で0.1MΩ以上、対地電圧300V以下で0.2MΩ以上、対地電圧300V以上で0.4MΩ以上。
D種接地工事 ①300V以下の電気機械器具等に施す接地工事
②接地抵抗値は原則100Ω以下
A種接地工事 ①高圧電気機械器具、避雷器等に施す接地工事。
②接地抵抗値は原則10Ω以下
風力発電 ①風の運動エネルギーで風車を回転させ、発電機に動力を伝え発電
②風車の出力は風速の3乗に比例する為、風の力を最大限受けれるよう風向きによって向きを変更できる構造が必要
架空地線のたるみ ①たるみの大きさはD=WS^2/ 8T 
②たるみが大きいと鉄塔が高くなり、建設費が高くなる
力率改善 ①目的は電圧降下の低減、電力損失の低減、電気料金削減
②電力会社から供給されている電力は遅相電力の為、力率を1に近づける
スターデルタ始動法 ①誘導電動機の始動時、固定子巻線をスター結線とし、回転して加速したらスター結線をデルタ結線に切替
②始動電流、始動トルクは全電圧始動法の1/3倍となる
定温式スポット感知器 ①自動火災報知設備に用いられる熱感知器の一種で動作方法が定温式スポット型の火災感知器
②感知器周囲の温度が一定の温度以上になったときに火災信号を発信
差動式スポット感知器 ①自動火災報知設備に用いられる熱感知器の一種で動作方法が差動式スポット型の火災感知器
②感知器周囲の温度上昇率が一定率以上になったときに火災信号を発信
LED照明器具 ①40,000時間と長寿命
②発光ダイオードに電圧を印加すると発光
漏電遮断器 ①回路に漏電が発生した際に自動的に回路を遮断
②感度電流によって、高感度形、中感度形、低感度形の種類がある
変流器 ①大電流を計器・継電器に必要な小電流に変換
②二次側計器・継電器を通電状態で交換する場合、大電流が流れる為短絡してから交換
変圧器の並行運転 ①極性が一致している、変圧比が等しい、各変位が等しい、%インピーダンス降下が等しい、巻線抵抗と漏れリアクタンスの比が等しい
②変圧器の容量が足りない場合に、変圧器を複数台並列に接続し運転
ライティングレール ①ライティングダクト工事に用いるもので電気用品安全法の適用を受ける
②使用電力量に注意し、最大値以上しようすると発熱し変色等する
接地抵抗試験 ①接地された導体と大地間の電気抵抗値を測定
②測定方法には、電位差形式、電圧降下式がある

 

問題5 『建設業法』『労働安全衛生法』『電気工事法』

『建設業法』『労働安全衛生法』『電気工事法』に関しそれぞれ出題され、誤っている語句を選択し、正しい語句を記述します。

出題パターンはバラバラだったりするので、正解しにくい問題です。特定の語句を覚えましょう。

【解答例】:

『建設業法』: 誤:③設計者  正:下請負人 

『 労働安全衛生法』:  誤:①公衆  正:労働 

『電気工事法』:  誤:②事業用  正:自家用 

『工程管理』又は『安全管理』 の記述方法

工程管理か安全管理のどちらかが出題されており、毎年交互に出題されています。

問1-1は工程管理・安全管理ともに共通の項目となっており、問1-2にて記述が変わっていきます。

問1-1  工事名・工事場所・工事概要・工期・立場・業務内容

 問1-1の『工事名・工事場所・電気工事の概要・工期・電気工事でのあなたの立場・担当した業務内容』は、 工程管理、安全管理どちらも共通しておりますのでこれは同じ内容を書いて大丈夫です。

記述内容

(1)工事名:担当した工事名を正確に記入しましょう。
        ※建物名や場所の名称も忘れずに記入してください
         例)○○ビル照明設備工事、 青森○○配線工事・・・・等

(2)工事場所:担当した工事場所の住所を記入しましょう。
          例)○○県○○市○○1-2-3・・・等

(3)電気工事の概要:担当した工事について、どのような工事をしたのか具体的に記入しましょう。
    例)照明設備工事であれば:SRC造 1階~10階照明設備LED化工事(ダウンライト○○台、スポットライト○○台交換)
      受変電設備工事であれば:SRC造 1階~10階動力設備工事(動力盤○○面更新) ・・・・等

(4)工事名:担当した工事の開始から完了までの期間を記入しましょう。
     ※なるべく近い5年以内で期間は1か月以上の工事としましょう。
         例)○○年○○月○○日~○○年○○月○○日・・・・等

(5)あなたの立場:担当した工事の立場を記入しましょう。
         例)現場代理人、現場技術員、現場監督人・・・・等

(6)担当した業務内容:担当した工事の業務内容を記入しましょう。
         例)照明設備工事に係る施工管理、電源配線工事に係る施工管理、○○ビル電気設備工事に係る施工管理・・・・等

問1-2  工程管理

 工程管理とは、 工事の始まりから終わりまでの工程にはさまざまな工程があるので効率の良く作業できるように決定し、この工程の進捗を常に管理することです。つまり、工程に遅れが発生しない様に事前に関係者との調整、資材の納期確認、天候等を配慮して工程を決定し、作業が始まったら毎日の工程通りに進んでいるか管理することです。

留意事項 と処置・対策 の内容の記述としては、自分自身が作業を始める前にどのように点に注意し作業工程を考えその注意点に対してどのような調整したのか、また、工事が始まって工程に遅れが出た時にどのように対処し工程通り完了させたかを記述すれば大丈夫です。

留意事項処置・対策は、ざっくり下記の事項ですが、他に色々ありますので自分自身が工事で注意した点を記述しましょう。

  • 停電時間の調整・対応関係者との停電時間の確認、事前お知らせの配布等
  • 建物での作業時間・場所に制限があり調整関係者との作業時間・場所の確認、作業時間の足りない場合の作業員の増員
  • 天候遅れに対する対応屋内作業との入れ替え、作業時間の延長・作業員の増員

記述方法

  • 記入する用紙の8割以上は記入できるようにしましょう。
    あまりに短い文だと減点の可能性有
  • 留意事項と処置・対策の整合性に注意し簡潔に記述ましょう。
    処置・対策は具体的に誰と、何をしたのかをわかるように記述
    処置・対策が留意事項と関係のない文章だと減点の可能性有
  • 失敗談は記入しないでください。
記述例

留意した事項と理由:
  〇〇に留意した。
  その理由は〇〇の恐れがあり、〇〇為。

対策又は処置:2つ以上書いた方が良いです。
  ・〇〇。
  ・〇〇。

問1-2  安全管理

 安全管理とは、 工事の始まりから終わりまで、作業員の労働災害はもちろんのこと第三者へも配慮し災害防止を確実に管理することです。

留意事項 と処置・対策 の内容の記述としては、自分自身が作業を始める前にどのような作業に対して危険性・災害が発生しやすいかそれに対する対策はどのようにしたのかを記述すれば大丈夫です。

留意事項処置・対策、ざっくり下記の事項ですが、他に色々ありますので自分自身が工事で注意した点を記述しましょう。

  • 停電作業の感電防止作業前に検電を徹底させた、ブレーカーには通電禁止の表示貼り付け、絶縁保護具の着用
  • 高所作業(2m以上)での墜落防止安全帯の着用、無理な体勢で作業させない、一人作業ではなく複数人作業
  • 工具・資材の落下工具に落下防止のリードを付ける、小さいビス等は作業袋に入れ作業する

記述方法:下記は工程管理と同じ内容です。

  • 記入する用紙の8割以上は記入できるようにしましょう。
    あまりに短い文だと減点の可能性有
  • 留意事項と処置・対策の整合性に注意し簡潔に記述ましょう。
    処置・対策は具体的に誰と、何をしたのかをわかるように記述
    処置・対策が留意事項と関係のない文章だと減点の可能性有
  • 失敗談は記入しないでください。
記述例

留意した事項と理由:
  〇〇に留意した。
  その理由は〇〇の恐れがあり、〇〇為。

対策又は処置:2つ以上書いた方が良いです。
  ・〇〇。
  ・〇〇。

工程管理  安全管理  記入例

 私が試験を受けた時に記述した内容は下記の通りです。

 試験時は工程管理が出題されていましたので、安全管理については試験時に記述しようとした内容になります。

≪工程管理 記述例≫

工程管理

【問題1-1】工事名・工事場所・電気工事の概要・工期・電気工事でのあなたの立場・担当した業務内容は?

(1)工事名:○○ビル照明設備工事

(2)工事場所:○○県○○市○○1-2-3・・・等

(3)電気工事の概要:SRC造 地下2階~5階照明設備LED化工事(屋外ライト30台、ダウンライト1350台、スポットライト100台交換)

(4)工事名:2016年10月1日~2016年12月25日

(5)あなたの立場:現場代理人

(6)担当した業務内容:照明設備工事に係る施工管理

【問題1-2】上記電気工事の現場にて、工程管理上留意した事項とその理由を2つ挙げ、あなたがとった対策・処置を記述

①工程管理上留意した事項と理由:
  照明設備工事の作業日程調整に留意した。
  商業施設でありイベントホールの区画も対象となっており、イベントの都合上作業場所、停電時間に制限がある為。

①対策又は処置:
  関係者(工事会社、イベント管理人)と打ち合わせをし、作業日程ごとの作業範囲を決めて作業日程を決定した。
  作業ボリュームの多い作業日は、作業員を増員(通常4名→6名)。
  作業終了後、予定通り作業範囲が終わっているか確認し、終わらない場合は制約時間一杯まで作業行う又は予備日へ変更した。 

②工程管理上留意した事項と理由:
  悪天候による屋外作業における作業工程遅れに留意した。
  雨や雪等の場合、照明器具が濡れて漏電・感電事故の原因となり屋外作業ができないので工程に遅れが生じてしまう為。

②対策又は処置:
  
屋外作業は工期の前半に予定を立てて雨天で屋外作業ができない場合は、屋内作業と入れ替え晴天時に屋外作業へ調整した。

≪安全管理 記述例≫

安全管理

【問題1-1】工事名・工事場所・電気工事の概要・工期・電気工事でのあなたの立場・担当した業務内容は?

(1)工事名:○○ビル照明設備工事

(2)工事場所:○○県○○市○○1-2-3・・・等

(3)電気工事の概要:SRC造 地下2階~5階照明設備LED化工事(屋外ライト30台、ダウンライト1350台、スポットライト100台交換)

(4)工事名:2016年10月1日~2016年12月25日

(5)あなたの立場:現場代理人

(6)担当した業務内容:照明設備工事に係る施工管理

【問題1-2】上記電気工事の現場にて、安全管理上留意した事項とその理由を2つ挙げ、あなたがとった対策・処置を記述

①安全管理上留意した事項と理由:
  作業員の感電防止に留意した。
  イベントホール区画も含む作業でイベントの都合上、部分停電の作業であり、通電箇所と無電圧箇所が混在している為。

①対策又は処置:
  ・作業前に作業員全員で停電範囲・作業範囲の確認実施。
  ・点灯状態からブレーカーを遮断し、消灯箇所を目視確認しブレーカーには操作禁止表示をしてから盤を施錠。
  ・作業用手袋を着用し、器具を配線から外す前に検電器による無電圧状態を確認。

②安全管理上留意した事項と理由:
  高所作業時の作業員の墜落防止に留意した。
  照明器具が高さ5mを超える高所作業となり、ローリングタワーを使用した為。

②対策又は処置:
  ・
器具の直下にローリングタワーを設置し、手すりから身を出せない等無理な体勢で作業させないようにした。
  ・安全帯・ヘルメットを着用し、作業をさせた。
  ・ローリングタワー移動の際は、作業員はローリングタワーから降りてから移動させた。

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