【合格体験談有】第二種電気工事士とはどんな資格?試験概要・合格基準・合格率等を紹介

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電気工事士 概要
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 第二種電気工事士の資格を初めて試験を受験する方は、どんな資格なの?受験資格ってあるの?申込時期・申込方法は?受験料っていくらなの?試験日っていつ?合格基準は?合格率は?など疑問がでてくる思います。ここでは、試験の概要、どうやって勉強すればよいのか等について説明します。

私自身の合格体験談を紹介し、筆記試験の合格率驚異の90%越えの勉強方法についても解説しています。これから受験する方や昨年度筆記試験不合格になってしまった方等読んでいただけたらと思います。

第二種電気工事士とは

 第二種電気工事士とは、一般用電気工作物の電気工事の作業に従事することができる資格です。簡単に言いますと、家や小規模の店舗等のコンセント交換や配線工事ができるようになる資格です。詳しい内容を知りたい方は下の記事に書いてありますのでご覧ください。

電気工事士資格 第一種と第二種の違いって何?

試験について

 第二種電気工事は上期と下期の年に2回試験があります

申込受付期間

  ◆上期試験

    ・申込受付期間  毎年3月下旬~4月上旬

  ◆下期試験

    ・申込受付期間  毎年8月中旬~9月上旬

申込方法

  ◆インターネット

   必要事項の記入と写真のアップロードが必要

   2021年度から写真のアップロードが始まりました

  ◆書面申込

   受験案内・申込書の入手が必要 ※一般財団法人 電気技術者試験センターのHPを確認ください

   2021年度から受験申込書の送付と受験料の支払いは別々になっていますので注意

受験料

  ◆インターネットによる申込 ・・・・・9,300円

  ◆郵便による申込      ・・・・・9,600円

試験日

 ◆上期試験

  筆記試験:5月下旬(日曜)

  技能試験:7月中旬(土曜または日曜)

 ◆下期試験

  筆記試験:10月下旬(日曜)

  技能試験:12月中旬(土曜または日曜)

試験範囲

筆記試験

出題範囲は下記の(1)~(7)

  • (1)電気に関する基礎理論
  • (2)配電理論及び配線設計
  • (3)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
  • (4)電気工事の施工方法
  • (5)一般用電気工作物の検査方法
  • (6)配線図
  • (7)一般用電気工作物の保安に関する法令

4択のマークシートでの解答

試験時間について

試験時間は120分

合格基準

全50問1問あたり2点の計100点満点

筆記試験の合格基準は60点です

合格ラインは60点の為、30問正解で筆記試験は突破できます第二種電気工事士技能試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター (shiken.or.jp)

※本当にごく稀にですが、合格基準が2点とか下がることもあります。

                             

筆記試験免除について

 なんと筆記試験免除になる条件があります

  • 前回の第二種電気工事士の筆記試験に合格している(翌年まで有効)
  • 電気主任技術者の資格に合格している 
  • 高校や大学で電気科を卒業している(条件は卒業した学校に問い合わせた方が良いです)

  …ほかにも条件がありますが、基本的には上記が当てはまる方が多いです

技能試験

実際に電線・電材・工具を使用しての作業となります

試験問題は事前に13問公表されており試験ではそのうちの1問が出題されます

公表問題は下記URLを参照ください

第二種電気工事士技能試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター (shiken.or.jp)

試験時間

試験時間は40分

合格基準

欠陥1つでもあれば不合格となります

2017年度までは重欠陥と軽欠陥と分けられていましたが、欠陥があればダメとなりました

欠陥の判断基準等について | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター (shiken.or.jp)

合格率

過去10年間の合格率は表の通りです

筆記試験は約60%前後 

技能試験は約70%前後

60%以上の合格率の為、それほど難しくは無い部類だと思います

筆記・技能一発で取ろうとしたら、30~40%とくらいですかね

合格時の体験談について

 私が取得した時の勉強方法をご紹介します

筆記試験

結論から言いますと過去問を勉強してください

色々なテキストが販売されていますが、10年分の過去問のテキスト1冊あればオッケーです

本当に初心者の方、オームの法則も全然わからんぞっていう方や内容を詳しく理解したいと思っている方は過去問以外のテキストがあれば尚良しです

合格率90%以上の勉強方法

私自身、工業高校の電気科出身でこの資格は半ば強制的にほぼクラス全員が受けさせられ、クラス35人中32人くらい合格してました。なんと驚異の合格率が90%以上です。

その勉強方法としては、1か月くらい前から授業で過去問→解説っていうのを1日1~2年分でやっていただけです。

過去問を10年分解いてみると、この問題やったなーとかこの問題の計算やり方が似ている問題がかなりでできます。過去問10年分を80%以上理解できてくればほぼ合格したもんです

工業高校ということで察してほしいですが、全然優秀な学校ではないです偏差値45くらいのなので笑中には殆ど赤点をとるような同級生の子も合格してましたからね。

お前ら電気科だから最初からある程度知識あんだろって思われるかもしれませんが、計算問題以外はほとんど授業ではやっていなかったですし、計算問題も???でしたね。

筆記試験に合格したい方は絶対に過去問10年分を勉強してください

 技能試験

試験問題は事前に13問公表されており試験ではそのうちの1問が出題されます

電線や部材、工具を使用して40分以内で完成させなければいけません

初めての方でテキストだけで乗り切ろうって思っている方はかなり難しいと思います

初めて電材を使って作業する人にとっては1人だけでやるにはかなり不安があったり、どの基準で不合格になるのか、合格なのかの判断が難しいです

工業高校生や専門学生の方は学校の先生に相談すれば教えてくれると思います。社会人の方は会社で講習に行かしてもらえるか相談してみましょう

工具

 工具については持ち込んで作業するため、工具がない方は買いそろえる必要があります

 電工ナイフorワイヤーストリッパー、ペンチ、圧着工具、スケール、ドライバー、ウォーターポンププライヤー等が必要になります

筆記試験後

筆記試験後に自己採点をして合格ラインに達していればすぐに準備しましょう

◆複線図の書き方

テキストの解説を見ながらどのように配線すれば良いか確認しましょう

暗記に自信がある人は丸々暗記しちゃえばオッケーですが、実際に電気工事の仕事をやるとなると苦労します

≪・電線の剥き方 ・電線の輪っか作り ・電線の接続≫…等の作業工程があります。

体験談

工業高校では放課後に技能試験の2週間前くらいから補修をやってくれてました。

1日に2~3個の問題を作成をし、2日目には合格ラインに達していましたね。それ以降技能試験直前までの練習ではずっと合格ラインであったため、同級生と『こりゃー楽勝だな』』と高を括てましたが、まさかまさかの当日にアクシデントが、、、、、

◆試験当日

試験開始し、配線を切り始めた直後、電工ナイフでなんと左手の親指を切ってしまいました

練習でも指を切ったことがなかったですが、当日でまさかこんなことになるのかと、、、、しかも指を切るとなかなか血が止まらないんですよ!!みなさん知ってました!?

もーパニック状態ですよ

指をケガする想定はしていなかったので、絆創膏はもっていませんでした

こぶしを握りながの作業がやりにく普段なら15分前に完成していたのに終わらず、周りの人が微調整をしているのを見て焦るいっぽうでした

何とか完成させ終了の合図で状態を確認してみると、、ランプレセプタクルの配線を白・黒を逆に接続してましたね

完全につみましたね、、、、もー絶望でした、、、、もちろん見事不合格になりました笑

練習でずっ合格ラインにいた同級生も落ちてましたね、、、配線の接続を間違えていたそうです

初めての国家試験で試験会場の緊張感にやられましたね

改めて平常心は大事だと痛感しました

あと、電工ナイフを使う人は絆創膏とティッシュは忘れないように

翌年は筆記試験免除で技能試験は無事に合格できました

まとめ

・資格取得には筆記試験、技能試験に合格すること

 技能試験に1回落ちても、次回は筆記免除で技能試験が受けらる

・合格率は筆記試験約60%、技能試験約70%

・合格ラインは筆記試験が60点(100点満点中)

 技能試験は1つでも欠陥があると不合格

・筆記試験はとにかく過去問10年分をやること

・技能試験は電材・工具を揃えて取り扱いに慣れよう

 工具は持参の為、買い揃える必要あり

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