【ぶっちゃけ必要】ビルメン4点セットが必要な理由、資格取得の順番を紹介

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ビルメン
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 ビルメンの資格と言えば、ビルメン4点セットが有名ですが、ネットではこんな資格今更取得しても仕事で必要ないと色々と書かれているので、必要ないなら資格を取らないと考えている方は多いのではないでしょうか。

 しかし私自身はビルメン4点セットは必要だと考えています。確かに仕事で活かせる場合は少なくなってきていますが、年収を上げるの面では必要な資格です。

ビルメン4点セットとは?
ビルメンで働いている人が持っておきたい4つの資格のことです。

◆ビルメン4点セット

  1. 第二種電気工事士
  2. 第三者冷凍機械責任者
  3. 危険物取扱者 乙種4類
  4. 2級ボイラー技士

この記事では、4点セットの必要性、資格難易度、資格取得する順番について紹介します。

記事内容

1.ビルメン資格4点セットの試験概要

  ◆第二種電気工事士、第三種冷凍機械責任者、危険物取扱者乙4、2級ボイラー技士

2.ビルメン資格4点セットの必要性

  ◆業務上は役に立たない

  ◆年収を上げる為には取得が必須

3.資格の難易度について

  ◆1か月間過去問を10年分繰り返せば合格できる

4.取得する順番について

  ◆第二種電気工事士、第三種冷凍機械責任者、危険物取扱者から取得しよう

下記にて詳しく解説していきます
それではどうぞ!!

ビルメン4点セットとは?

 ビルメン4点セットとは、ビルメンで働いている人が持っておきたい下記の4つの資格のことです。

≪ビルメン4点セット 資格≫

  1. 第二種電気工事士
  2. 2級ボイラー技士
  3. 第三者冷凍機械責任者
  4. 危険物取扱者 乙種4類

下記に試験概要、資格の特徴(何をするか)について解説します。

第二種電気工事士

試験について

受験資格:誰でも受験可能

受験料:9,600円

試験範囲:①筆記試験 ②技能試験 両方に合格すること

受験時期:年2回
(1)上期①筆記試験5月下旬   ②技能試験:7月中旬
(2)下期①筆記試験10月下旬 ②技能試験:12月中旬

合格基準:①筆記試験:60%以上で合格 ②技能試験:欠陥は1つもなく工作物を作成すること

合格率:①筆記試験:60~70% ②技能試験:70%

  • 特徴
    ビルメンではコンセントが壊れた際のコンセント交換や照明器具が壊れた際の照明器具交換等、電気機器を交換する作業が多くありますが、電気作業は電気工事士の資格が無いと作業できません。

【合格体験談有】第二種電気工事士とはどんな資格?試験概要・合格基準・合格率等を紹介

【筆記合格率90%越え】第二種電気工事士の勉強方法を紹介

【これで合格】電工技能試験の必要工具、複線図、作成手順、失敗例と全てを解説!

第三種冷凍機械責任者

試験について

受験資格:誰でも受験可能

受験料:8,400円

試験範囲:①法令 ②保安管理技術

受験時期:11月上旬

合格基準:①②ともに60%以上で合格

合格率:20~40%

  • 特徴
    1日の冷凍能力が100トン未満の製造する冷凍機を設置する場合に、保安に関する業務を行う為、有資格者の中から選任しなければなりません。

危険物取扱者 乙種4類

試験について

受験資格:誰でも受験可能

受験料:4,600円

試験範囲:①危険物に関する法令 ②基礎的な物理学及び基礎的な化学 ③危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

受験時期:都道府県によって時期や試験回数はバラバラです。

合格基準:3科目ともに60%以上で合格

合格率:30~40%

  • 特徴
    非常用発電機やボイラーが設置されているビルは燃料に軽油や重油等が使用されており、指定数量以上保管する場合は有資格者の中から選任しなければなりません

危険物取扱者試験 試験日程 2021年4月-9月|一般財団法人消防試験研究センター (shoubo-shiken.or.jp)

2級ボイラー技士

特徴

受験資格:誰でも受験可能だが、免状申請には下記リンクの条件が必要

受験料:6,800円

試験範囲:①ボイラーの構造に関する知識 ②ボイラーの取り扱いに関する知識 ③燃料および燃焼に関する知識 ④関係法令

受験時期:特定の都道府県にて毎月1回実施

合格基準:①~④各科目40%以上、かつ合計点が60%以上

合格率:50~60%

  • 特徴
    伝熱面積が25平方メートル未満のボイラー(温水等を供給する設備)の運用、管理、保守する為、有資格者の中から選任しなければなりません

二級ボイラー技士免許の取得について | 一般社団法人 日本ボイラ協会 (jbanet.or.jp)

ビルメン4点セットの必要性について

 ビルメン4点セットの必要性について、上記の資格説明の際に『有資格者の中から選任』、『資格を持ってないと作業できない』と記載しましたが、ボイラー設備・冷凍設備は一定以上の規模の場合に有資格者が必要ですが、近年では設備の技術開発が進み有資格者の選任不要が多くなっています。また、第二種電気工事士の場合は一般家庭や小規模店舗の電圧600V以下までしか電気作業ができない為、ビルメンでは作業範囲外となっているので業務上はビルメン4点セットの必要性が低くく役に立ちませんです。

えっ!?じゃー、資格を取る意味ないじゃんと思う方もいるかもしれませんが、、、、

 ちょっと待ってください!!

≪年収をアップさせる≫のに必要な資格なので是非取得してください

資格を取得すると年収が上がる

【① 資格手当を貰える 】

 資格を取得することで資格手当を毎月貰えることができます。資格手当の金額は会社によって異なりますがおおよそ表の通りです。

4つの資格を取得することで、毎月5,500円も貰えます。年に昇給しても月5,000円も上げるのは難しいことですよね?

≪年間に貰える資格手当≫
   毎月5,500円×12か月=66,000円  
 
   〇22歳~65歳まで43年間働いたとすると、約280万円近くも貰えることになります。

 

簡単に取得できる資格で生涯280万円も貰えるので取らない手段はないです。

資格名称 資格手当
(毎月)
第二種電気工事士 500~2,000円
第三種冷凍機械責任者 500~2,000円
危険物取扱者 乙種4類 0~500円
2級ボイラー技士 500~1,000円

【② 昇給する 】

 資格手当以外にも4点セットを持っていると、基本的な設備の知識を取得していると会社から『初級レベル → 中級レベル』 と認められて昇給し易くなります。

ビルメン4点セットは年収の面で見たらめちゃくちゃ必要性のある資格です。

資格難易度について

 4つの資格ですが、どの資格も1か月間過去問を10年分実施すれば誰でも合格できる資格です。 
 ※第二種電気工事士は過去5年(10回)分、危険物取扱者は過去問が無いため問題集を実施。

難易度的には、 危険物取扱者・2級ボイラー技士 → 第二種電気工事士 → 第三種冷凍機械責任者の順番で難しいです。

※電気工事士の場合、技能試験という電線を切ったり器具を接続する作業がある為、一番難しく思える方もいます。

※第三種冷凍機械責任者は、ちょっとややこしい問となっています。
例えばこんな感じの問が出題されます。
  ●問:イ、ロ、ハの内、都道府県はどれか
     イ:東京
     ロ:埼玉
     ハ:横浜
     解答群①イ ②ロ ③イ、ロ ④イ、ハ ⑤イ、ロ、ハ
     答え:③

 出題される問がを全てわかっていないと答えられない問題となっている為、他の資格と比較すると取得しにくいです。

資格取得のための勉強方法については下記の記事に紹介しています。

【ビルメン 資格 勉強方法】合格には過去問の攻略が鍵

資格取得の順番について

  頑張れば1年で全て取得することができますが、2級ボイラー技士は免状を取得するのに色々条件があるので先に残り3つを取得しましょう。

 どの資格も関連性はないので順番はバラバラでよいですが、1年で取得するという方は【第二種電気工事士】、【第三種冷凍機械責任者】の試験回数は決まっている為、試験時期に注意しましょう。※危険物取扱者は都道府県別によって試験時期が異なるので下記リンクを参照してください。

 第二種電気工事士を下期で受験する場合、第三種冷凍機械責任者の試験期間とかぶってしまい効率が良くありません。1年で取得する場合は第二種電気工事士は上期で受験するようにしましょう。

試験時期

●第二種電気工事士:年2回
 (1)上期①筆記試験5月下旬   ②技能試験:7月中旬
 (2)下期①筆記試験10月下旬 ②技能試験:12月中旬

第三種冷凍機械責任者年1回
  11月上旬

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