【仕事内容】ビルメンって何するの?ビルメン歴10年以上が解説します

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ビルメン
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 ビルメンテナンス(ビルメン)に就職・転職しようと考えている方は、どのような仕事なのか?長くやっていけるのかな不安だなーっていう方は多いのではないでしょうか。

そもそもビルメンと聞いて思い浮かべるのは、建物の空調や電気設備を点検してる?廊下やトイレの清掃をしてる?建物を巡回している警備?でしょうか。どれが正解というと、、、、全て正解です!!

ビルメンとは、設備・清掃・警備等によって建物を利用する人達が快適に利用できる環境作りや建物の資産価値を守ることです。

例えば、外観が綺麗な建物でも、建物の中が空調が効いていなくて暑い・寒いやコンセントが使用できない、廊下やトイレが汚かったらもうその建物を利用したくないですよね?こういった状況を改善して気持ちよく建物を利用してもらうのがビルメンの仕事です。

ここでは、10年設備で働いている私の経験をもとに設備に特化した仕事内容を具体的に何をしているのか解説しますのでビルメンに就職を考えている方は是非ご覧ください!

ビルメン(設備)の仕事内容とは

  ビルメン(設備)の仕事内容とは 、建物の設備を維持管理し、快適な利用環境を提供、建物の資産価値を守ることを目的としてます。

例えば、電気設備が故障して1週間とか電気が使えなかったらどうでしょうか?自分の家で電気が1週間も使用できなかったら最悪でこういった出来事が続けば引っ越しますよね!
これは建物を利用している人にも同じことが言え、建物の快適な利用環境を作ることができなければ、利用する人がいなくなり、建物自体の資産価値は下がってしまいます。
こういった事象を防ぐためビルメンの設備管理の仕事があるわけで、空調設備、衛生設備、電気設備、建築設備、消防設備の日常的な運転状態を把握し、 快適な利用環境を提供、建物の資産価値を守っています。

仕事内容としては、ざっくり分けると3つになります。

  1. 日常点検・月次点検・法定点検
  2. 設備不具合時の対応
  3. 定期点検の立ち合い

ただ、最初のうちは下記2点覚えることに集中し、わからないところがあれば上司や先輩に積極的に質問しましょう。

  • 空調設備、衛生設備、電気設備、消防設備、建築設備がどういった役割をしているのか
  • 日常点検のルート・どういったことに注意して点検をしているのか

日常点検・月次点検・ 法定点検について

 ◎日常点検とは

  毎日、設備を目視、電流値等の測定し正常に動作しているのかチェックします。
  設備の測定値を取ったり、モーターの異音・発熱は無いか、設備の外観確認等々半日を掛けて点検します。

 ◎月次点検とは

 建築物環境衛生管理基準や建物の契約に基づき、月に1回点検します。日常点検では全ての設備を細かく点検することができないので、設備を動作させて設備が正常に動作しているのか細かくチェックします。
 具体的には、電気設備の盤内部の確認し配線に発熱による変色が無いか、空調機のドレンが汚れで詰まって排水できていないのか、ポンプは正常に動作するのか、給排気ファンのVベルトの緩みや亀裂が無いか等を半日~1日掛けて点検します。

 ◎法定点検とは

 年に1回、法律によってやらなければならない点検です。点検しなければ行政からの指導があったり最悪建物を運用できなくなったりするので重要な点検です。
 この法定点検は資格を持った者が点検しないといけない為、専門会社が行う点検です。設備管理は何をするかというとテナントへの案内・立ち合い・報告書作成等です。

 具体的には、電気設備の法定点検の場合、電気設備を停止させて点検をします。つまり、電気設備を停止させるといことは停電するということなので、建物に入っている飲食店では冷蔵庫が使えなくなったり、事務所ではサーバーの停止等、建物を運用する上で影響が大きいため、事前調整が必要となります。その他にも、点検時の立ちあいや報告書作成等をします。

電気設備以外にも消防設備や建築設備でも法定点検があります。

 日常点検・月次点検・年次点検の際に少しでも異常を発見したら、早急に修理することで、設備が動かなくなるといった最悪な事態にならずに済み、最小限の部品交換・調整等で修理が可能となります。壊れてから修理の対応をしていたら、重要な設備だと建物を利用する方への被害が大きくなるので事前に発見し対応することがビルメンの役目です。

設備不具合時の対応

 日常点検、月次点検でいくら細かく点検していても、残念ながら急に設備が故障することは多いです。

簡易的な設備不具合であれば自分たちで対応が可能ですが、モーター等専門性が高い設備が故障した場合は、自分たちで修理できないことが多いので、専門会社による修理となります。

簡易的な設備不具合 とは

  • 照明器具の交換
  • コンセント交換
  • ドアクローザー交換
  • トイレやキッチン周りの部品交換
  • トイレの排水詰まり対応、、、等々

専門会社による設備不具合とは

  • モーター交換・軸の調整
  • ポンプ交換
  • インバーター交換、、、等々

専門会社による不具合修理の場合は、修理費が発生します。その際は、オーナーの許可が必要な為、下記の手順必要で早急に対応しないと設備が故障したままの状態が続くのでクレームが多くなります。素早く行動できるかが重要です。

  1. 専門会社に故障の原因判断・改善方法の打診・見積依頼
  2. 見積書作成
  3. オーナー提出
  4. 専門会社の手配
  5. 修理作業

定期点検について

 専門会社による定期に行う点検のことで、法定点検同様にテナントへの案内・立ち合い・報告書作成等をします。  

 具体的には、専門性の高い設備、厨房内設備(グリストラップ、グリスフィルター)の清掃・点検、空調機のフィルター清掃・点検等の点検のことです。

 建物に入っているテナントの数にもよりますが、空調機のフィルター清掃は設備管理で清掃するこも多くあります。

まとめ

ビルメンとは、設備・清掃・警備等によって建物を利用する人達が快適に利用できる環境作りや建物の資産価値を守ることです。

設備の仕事内容とは、設備の日常的な運転状態を把握し、不足な事態を未然に防ぐことを担っている。

  1. 日常点検・月次点検・法定点検
  2. 設備不具合時の対応
  3. 定期点検の立ち合い

最初のうちは下記2点覚えることに集中しましょう。

  • 空調設備、衛生設備、電気設備、消防設備、建築設備がどういった役割をしているのか
  • 日常点検のルート・どういったことに注意して点検をしているのか

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