【ビルメン転職】未経験でも大丈夫?≪採用に有利な情報を紹介≫

スポンサーリンク
ビルメン
スポンサーリンク

 はじめましてビルメン歴10年以上のけいとうです。

 ビルメンへ転職を考えている方の中で未経験者でも大丈夫なの?というテーマで紹介します。

ビルメンは建物がある限り存在する業界の為、不況の影響も受けにくくネットでも仕事が楽だとの書き込みもあるので、他業種からビルメンへ転職を考えている方はいるんではないでしょうか。

ただ、ここでこんな疑問を持つ方は多くいるのではないでしょうか。

  • 他業種からの未経験者だけど大丈夫なの?
  • 設備にうといけど採用されるの?

私自身、ビルメンで働いてから10年以上たちますが、様々な方が中途で入ってきているのを見ています。また、採用を担当している部長とも話し、欲しい人材のことも聞けました。実際に入ってきた人はどんな経歴の人だったのか、採用に有利になる条件について紹介します。

この記事を読んでいただければ転職へ向けてどんなことを準備すればよいかわかりますので、是非ご覧ください。

ここで注意

ビルメンには『独立系ビルメン』と『系列系ビルメン』があり、ここで紹介するのは系列系ビルメンのお話となります。

ざっくりと違いを説明しますと、

 ●系列系ビルメン:年収500万円以上も可。ただ仕事が忙しく残業も多い

 ●独立系ビルメン:年収300万円以下。ただ仕事は緩く暇な時間が多い

詳細は下記記事で紹介していますので、興味がある方は覗いてみてください。

独立系ビルメンは未経験者、無資格者、年齢不問で採用されることが殆どなので、独立系ビルメンでも良いという方はここまで読んで頂き転職エージェント、転職サイトから応募してしまえ採用される確率が高いです。

実際にビルメンへ転職してくる人達の前職について

実際にビルメンへ転職してくる人達の前職について、私が系列系ビルメンで10年働いて100人以上の方たちから聞いた前職となります。

【第1位:ビルメン経験者】

ビルメン経験者が多く半数以上はビルメンからビルメンに転職してきた人でした。

20代、30代の方はこれといった資格が無かったことが多いですが、40代以上で転職してくる方は大型ビルの元設備リーダーだったり、元電気主任技術者の選任者の経歴があったり、難しい資格を保有していることが多いです。

20代、30代の方は独立系ビルメンで経験を積んだり、独立系ビルメンとは知らずに入社して給料が安く系列系ビルメンへ転職した人が多い印象です。

40代以上の方は基本的には設備リーダー、副リーダーとしてのポジションで採用されることが多く、キャリアアップを目指し転職してくる方がいます。

【第2位:設備関係者(ビルメン未経験)】

ビルメン経験者に次いで多いのは元設備関連の仕事をしてきた人でした。

電気の分電盤を設計屋、電気設備の施工管理、消防設備関係の施工管理、空調設備関係の施工管理、電気工事屋等、設備に関する仕事していた人です。

転職理由としては、激務過ぎたといことです。施工管理の業務はかなり激務の為、残業時間が3桁を超えたり、夜勤→仮眠→日勤と家に帰る暇もない時期もあるとのことです。

元設備関係の仕事をしていた人達なので、設備トラブルが起きた際も手際よく対応できる方も多くいますし、ビルメンは設備系の仕事である為、慣れている人達を採用する傾向にあります。

【第3位:他業種(ビルメン未経験)

他業種は全体の15~20%程度くらいの割合です。

職種も本当にバラバラで【飲食のキッチン】、【ホテルマン】、【ゲームセンター】、【自衛官】、【配達員】と設備に関係無い仕事をしていた人達でした。

他業種から来たからといって昇進等できないかと思う方もいるかもしれませんが、そんな事は無く実際に管理職・主任になっている方は結構多くいます。

未経験者は全体の約半数程度くらいの割合です。

未経験者の場合は20代、30代前・中ばまでの方が多く、40代未経験者で転職してきたという方はまだ私は出会っていません。

40代以上の未経験者の方は、まずは独立系ビルメンで3年程度働いて経験を積んで系列系ビルメンへ転職するといったことをオススメします。

採用に有利な条件

私の会社の基準となりますが、部長と話す機会があり採用について話し、これから大型物件の建設が多くなる為、
『若い人材を成長させて将来的に主任、設備責任者といったポジションへ考えている為、若い人材を採用したい』と言っていました。

先ほども書きましたが、未経験でも20代、30代前半・半ばまで、40代以降は経験者を採用傾向があるといことです。

その他にも採用に有利な条件【電気科出身・施工管理経験】があるので紹介します。

電気科出身

 ビルメンでは電気科出身の方が優遇されることが多いです。

 理由としては、電気科出身であれば実務経験を数年積むことで電気主任技術者の資格を認定取得することが可能です。

建物1棟に対して、電気主任技術者1名を法令上選任しないといけません。その為ビルメン会社は電気主任技術者の有資格者がたくさんいないと多くの物件を管理できなくなります。
ただし、第三種電気主任技術者の試験合格率は10%以下と超高難易度な資格の為、なかなか試験で合格することは難しいです。

電気科出身であれば試験受けずに実務経験を積むだけで認定取得できますので、ビルメンは電気科出身が多く、転職にも有利に働きます。

施工管理・電気工事等の設備に関連した仕事を経験している

 ビルメンは多くの設備(建築・消防・衛生・空調・電気)を管理している為、設備に関する知識が必要となります。

先ほども紹介しましたが、ビルメン未経験の多くは元設備関係の仕事をしていた方です。

施工管理や電気工事会社等、設備関係の実務経験があれば、ビルメンでの業務にめちゃくちゃ役に立つ為、優遇されます

実際の求人にも施工管理経験がある方優遇と記載していることが多いです。

私の現場には、元空調、消防、電気の施工管理や元電気工事屋がいますが、ある程度の基準を理解している為、不具合事故が発生した場合に素早く対処してくれています。

転職前に準備しておくこと

 未経験の中には、20代、30代半ばだけど、設備経験も無いし、電気科出身じゃないよと心配している方もいると思います。

その方たちは事前に資格を取得しておきましょう。資格を取っておくのと取っていないのでは、採用される基準がだいぶ違ってきます。

  ●『企業側はこの〇〇の資格を何人取得しているというアピール』

  ●『ビルを管理する上で有資格者は〇〇名以上いるといった契約条件がある』

 、、、等の理由で有資格者を集めています。このため、転職準備として資格を取得しましょう。

転職に有利となる第二種電気工事士や第三者電気主任技術者を取得することをオススメします。ただ、電気主任技術者は難易度が高すぎるので合格まではいかないまでも科目合格もあるので1科目だけでも合格することでアピールにつながります。

ビルメンには様々な資格があるので、下記記事にビルメンで必要な資格一覧を紹介しており、上記資格以外にも転職に有利となる資格があるので参考にしてみてください。

第二種電気工事士の資格取得を目指しましょう

第二種電気工事士の概要としては、

  • 受験資格が無く誰でも受験可能(実務経験不要)
  • 筆記試験、技能試験の両方に合格することで資格を取得
  • 一般用電気工作物(住宅や小規模の店舗)のコンセントや照明器具交換といった電気工事ができる

ビルメンでは、コンセント交換や照明器具交換が多くありますので、業務上結構役に立つ資格なので取得しましょう。

このブログでは、電気計算が苦手な方へ向けて計算問題に特化した記事や筆記合格率90%以上の勉強方法を紹介しています。

 

 

 

第三種電気主任技術者の資格(科目合格でも)を取得する

 ≪電気科出身≫のところで解説しましたが、第三種電気主任技術者は合格率10%以下のめちゃくちゃ難易度が高い資格です。

第三種電気主任技術者の概要としては、

  • 受験資格が無く誰でも受験可能(実務経験不要)
  • 年1回の試験4科目(理論・電力・機械・法規)を3年以内に全て合格することで取得
  • 50,000万V以下の事業用電気工作物の工事、維持、運用の保安監督をする

試験の科目合格について、4科目を3年以内というのは、一度合格した科目は合格後2年間有効です。表のような合格状況でも資格を取得することができます。

  理論 電力 機械 法規
2019年 不合格 不合格 不合格 合格
2020年 不合格 不合格 合格 免除
2021年 合格 合格 免除 免除

 

科目合格をしてるだけでもアピール材料にはなりますので、1科目でも合格し、取得を目指しています!と積極的にアピールしていきましょう。

オススメの転職サイト

 大手のサイトであれば、全国で系列系ビルメン、独立系ビルメンの求人も多いですし、未経験者歓迎も数多くあります。

 また、非公開求人というインターネット上に掲載していない非公開の求人が多くあり、転職サイトの会員登録のみ見ることができます。

 

▶マイナビエージェント

  20~30代が多く利用しており、中小企業から大手まで優良企業の求人が豊富な大手転職エージェントです。

 マイナビエージェント こんな方におすすめ 

 ・ビルメン業界へ初めて転職する方

⇒各業界の転職事情を熟知したアドバイザー
 マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは業界ごとの専任制で、各職種の転職事情を熟知しており、数多くの求人の中から最適な求人を提案し、『職場の雰囲気、求人票には載っていないな企業情報等』を伝えてくれます。

ビルメン未経験者でも業界の転職事情を熟知したアドバイザーに相談でき、事前に職場の雰囲気等を知れる機会があのは嬉しいですよね。

マイナビエージェント


doda

  公開求人数10万件と業界最大級の求人数を誇る大手転職エージェントで無料で利用することができます。
  ビルメン関係の求人が400件以上があり、業界未経験や地方の求人にも強いです。

 doda こんな方におすすめ 

転職エージェント・転職サイトどっちを使うか迷っている方

 ⇒dodaは、転職エージェント・転職サイトが一体化しており転職活動中の方には使いやすい

 転職エージェントに初めて登録して不安という方でも、転職サイト同様に自分でも求人を探せることができます。

転職成功の秘訣は【非公開求人】にあった!/DODAエージェントサービス


 ▶リクナビNEXT 

 毎週2.6万人以上が新規登録し、実際に転職した人の約8割が利用している無料の最大手転職サイトです。

 リクナビNEXT こんな方におすすめ 

・どの転職サイトを使うか迷っている

⇒リクナビNEXTだけの限定求人が約85%!
 ビルメン関係の求人が300件以上があり、未経験歓迎も多く募集しています。

転職、求人情報ならリクルートの転職サイト
【リクナビNEXT】

ビルメン転職前に知ってもらいたいこと

 ビルメンへ転職にするにあたって、こんなはずじゃなかったと思わないように仕事内容や勤務環境、年収を簡単に紹介します。

 詳細を知りたいという方は詳細記事のリンクを貼っておくの見てください。

ビルメンの仕事内容とは?

  ・日常点検・月次点検・法定点検
  ・設備不具合時の対応
     ・定期点検の立ち合い

 点検、資料作成、業者作業の立ち合い等です。

ネットでビルメンはずっとスマホやゲームができる為、楽・簡単という書き込みがありますが、実際はそんな事は無く結構忙しいです。
独立系ビルメンから転職してきた人から聞いた話ではそんな現場もあるみたいですが、本当に稀ですので注意が必要です。

2.勤務形態を紹介  

◎日勤者の 業務内容 (1日の流れ)

  •   9:00~9:30 :朝礼
  •   9:30~12:00 :月次点検 or 日常点検
  •  12:00~13:00 :昼休憩
  •  13:00~14:30 :残りの月次点検 or 日常点検
  •  14:30~17:30 :担当班の資料作成
  •  17:30~18:00 :夕礼

◎宿直者の業務内容(1日の流れ)

  •   9:00~9:30 :朝礼
  •   9:30~12:00 :監視盤確認、テナント対応、緊急対応、対応がなければ担当班の資料作成
  •  12:00~13:00 :昼休憩
  •  13:00~17:30 :監視盤確認、テナント対応、緊急対応、対応がなければ担当班の資料作成
  •  17:30~18:00 :夕礼 
  •  18:00~19:00 :休憩
  •  19:00~22:00 :建物巡回、監視盤確認、テナント対応、緊急対応、対応がなければ担当班資料作成
  •  22:00~ 0:00 :閉店後の夜間作業、月次点検
  •   0:00~ 6:00 :仮眠時間 ※緊急対応や定期作業(専門業者による定期点検)があれば立合い
  •   6:00~ 9:00 :引継ぎの準備、監視盤確認、テナント対応、緊急対応、対応がなければ担当班の資料作成
  •   9:00~9:30 :朝礼後に帰宅

3.年収について
  ・系列系ビルメンは350~400万円
  ・独立系ビルメンは250~300万円
  ・年収アップする方法⇒資格を取ること

まとめ

ビルメンの前職ランキング

  • 1位:ビルメン
  • 2位:元設備関係の仕事
  • 3位:他業種(飲食店、ホテルマン等)

半数くらいはビルメン未経験から始めています。

未経験者でも有利な条件

  • 20代、30代半ばまで
  • 電気科出身
  • 設備の施工管理や工事の仕事に就いていた方

転職前に準備しておくこと

  • 第二種電気工事士の資格を取得する
  • 第三種電気主任技術者の資格を取得する(科目合格でも可)

タイトルとURLをコピーしました