ビルメンは楽なの?いいえ、大変です!実際の勤務環境を紹介

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ビルメン
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 ビルメンへ転職を考えている方で、ネットの書き込みで2~3時間程度点検し、あとはネットやゲームをしているというを情報を鵜呑みにして転職しようと思っている方はいませんか。             残念ながらそのような現場はありません。もちろん無くはないですが、そんな現場だったら、誰もやめないですし、求人の募集もしないですよね。ここでは、実際の勤務形態、勤務環境を紹介します。


 商業施設・ホテル・オフィスビル・病院等のビルメンがありますが、大型の商業施設を例にとって解説していきます。商業施設はビルメンの中でも忙しい部類になります。これを参考にしてもらえれば、入社してこんなはずじゃなかったっとおもって貰えると思います。                          商業施設とは、百貨店、飲食テナント、映画館等が同じ建物に入居している施設のことです。

 商業施設のビルメンの特徴としては、≪夜間作業が多い≫、≪資料作成が多い≫です

 夜間作業が多いって残業多いの?宿直って何をするの?月に何回くらい宿直やるの?資料って何を作るの?等々、疑問を思う方も多いと思いますので、ビルメンへ転職し実際に働いてみて、こんな忙しいなんで聞いてなかったってことにならないよう、5年以上大型の商業施設を経験している私が、勤務形態・環境を解説します。

それではどうぞ!!

ビルメンの勤務形態について

 ビルメンの中でも忙しい大型の商業施設を例にとって、勤務形態を解説します。

 商業施設では、営業時間中は施設を利用するお客さんがいる為、作業は営業終了後の夜間に行うことが多いのが特徴です。

 商業施設の勤務形態は全体12~15名ほどが在籍しています。                       1日6~7名勤務し、日勤4~5名(内1名が責任者)、宿直2名の体制です。

・日勤者の勤務時間は9:00~18:00の8時間勤務
宿直者の勤務時間は9:00~翌9:00の16時間勤務(休憩2時間、仮眠時間6時間0:00~6:00

商業施設となりますので、土日祝日、お盆、年末年始等関係なく誰かしら毎日勤務します。     休みは平日、土日関係なくシフト制となります。年間の休日は120日くらい。                              商業施設に関係なく、ビルメンは基本的には希望休や有給は取得しやい環境です。

月の残業時間は、20~30時間程度です。

業務内容

 大型の商業施設は設備の規模が大きいので、電気設備、空調設備、消防設備、建築設備、衛生設備ごとに2~3人が担当し業務をおこないます

 とにかく資料作成が多く、点検よりも資料作成の時間の方が多いです。

 例えば、電気設備の担当になると、年に1回建物を停電させて点検を行う電気設備年次点検があり、その為の事前準備等の業務を行います。建物の停電をさせる為、照明、コンセントはもちろんのこと、冷蔵庫やサーバー等といったテナントが営業するう上で重要な設備も停止してしまうので、入居している全テナントに半年以上前から作業日程の案内を行っています。作業調整の依頼がきたらできる限りの要望は効きますが、さすがに全ての要望に応えることはできず、できない旨を説明しにいくと嫌味の1個や10個は言われます笑。                                                     点検の一部は専門業者に依頼する為、業者手配、停電の作業手順書、点検表、図面等の準備も行わなければなりません。

もちろん年次点検以外にも電気設備の経年劣化による機器交換、故障による部品交換といった作業の見積書・施工計画書の作成、業者手配、請求書の処理等々やることが山積みにあるため、パソコンを使っての資料作成が点検より多くの時間を要します。

もちろん他の設備に関しても同じボリュームで資料作成があります。

 日勤者と宿直者の業務内容をみていきましょう。

日勤者の業務内容(1日の流れ)

  •   9:00~9:30 :朝礼
  •   9:30~12:00 :月次点検 or 日常点検 (月次点検2~4名1班2名、日常点検1名でを行う)
  •  12:00~13:00 :昼休憩
  •  13:00~14:30 :残りの月次点検 or 日常点検
  •  14:30~17:30 :担当班の資料作成
  •  17:30~18:00 :夕礼

宿直者の業務内容(1日の流れ)

  •   9:00~9:30 :朝礼
  •   9:30~12:00 :監視盤確認、テナント対応、緊急対応、対応がなければ担当班の資料作成
  •  12:00~13:00 :昼休憩
  •  13:00~17:30 :監視盤確認、テナント対応、緊急対応、対応がなければ担当班の資料作成
  •  17:30~18:00 :夕礼 
  •  18:00~19:00 :休憩
  •  19:00~22:00 :建物巡回、監視盤確認、テナント対応、緊急対応、対応がなければ担当班資料作成
  •  22:00~ 0:00 :閉店後の夜間作業、月次点検
  •   0:00~ 6:00 :仮眠時間 ※緊急対応や定期作業(専門業者による定期点検)があれば立合い
  •   6:00~ 9:00 :引継ぎの準備、監視盤確認、テナント対応、緊急対応、対応がなければ担当班の資料作成
  •   9:00~9:30 :朝礼後に帰宅

商業施設では、夜間作業が多いため、一睡も寝れないことが多いです、マジで大変です。

※テナント対応、緊急対応とは、ブレーカーを飛ばしてしまっての復旧(容量以上に負荷を接続)、トイレ詰まり対応、照明交換、扉の建付け調整、火災対応等々です

宿直について

 宿直とは何かというと、そもそもビルメンは施設の設備を24時間体制で監視し異常があった際はすぐに駆け付けられるようにしなければなりません。しかし、日勤者が退社する18:00 ~ 出社する翌9:00までの間、設備監視できない為、宿直者2名がその時間帯に設備異常あった際は対応します。

 宿直者の勤務時間は9:00~翌9:00の16時間勤務(休憩2時間、仮眠時間6時間0:00~6:00 )です。  つまり、宿直者は1日で2日間分の勤務を行うことになります。

月の宿直回数は5~7回ほどです。忙しい時期には9回宿直ということもあります。 

夜間作業が多いので、基本的に寝れる時間は2:00~3:00になることが多いです。

宿直のメリット・デメリット

メリット・デメリットは下記の通りです。

メリットは

  • 宿直明けといって朝9:00~10:00に帰れること                          仮眠時間が6時間取れていれば、体力面でも余裕があり、休みが1日増えた気分となります。
  • 宿直手当、深夜手当をもらえること

デメリットは

  • 仮眠時間が削られる                                      商業施設では、基本的に夜間作業が多く仮眠時間を削っての作業の為、トラブルが発生した場合は最悪一睡もできないことも多い(メリットとしては残業代を稼げる)             
  • 仮眠途中に緊急対応があること                                 4時にやっと寝れたと思ったら、4時半に緊急対応で起こされることもしばしばあり、パッと動けれ人でないとかなり体に負担が掛かる
  • 引き続きや自分の仕事が残っていると明けで残業し、お昼の時間を超えることも

まとめ

 ビルメンはネットの書き込みでは、ゲームやスマホをいじっていることが多いと見かけますが、実際にはそういった現場は少なく、実際には夜間作業資料作成の時間が多く書き込みを鵜呑みにして入社してしまったら思っていた仕事と違い痛い目にあってしまいます。

  • ネットの書き込み:2時間程度の点検、残り時間はゲームやスマホいじれる 
  • 実際の業務内容 :点検、緊急対応、見積書作成、業者手配、テナントへの案内作成等

宿直は、仮眠時間を削っての作業が多く一睡もできないことがある。ただし、宿直手当、深夜手当が貰えることができる

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